皆さんのホンネや気持ち、実体験を答えることができる調査にご協力を!
調査実施期間:2020年7月31日まで
「HIV陽性者のためのウェブ調査」は、HIV Futures Japanプロジェクトにより実施される、陽性者向け大規模ウェブアンケート調査です。2013年~2014年に第1回が、2016年~2017年に第2回が実施され、その後はだいたい3年に1度の実施をする計画を立てています。 日本では、医療や治療といった面をとらえようとする調査は、これまでにも数多く行われてきましたが、HIV陽性者の日常生活を多角的にとらえようとする調査はとても少ないのが現状です。また、医療者や支援者側の視点でとらえたHIV陽性者像を前提としていることも多く、HIV陽性者が本当に知りたいこと、あるいは知ってほしいことが調査されているのだろうかという疑問の声も多数ありました。
数多くのHIV陽性者が企画段階から参加し質問項目を決めました。
第3回「HIV陽性者のためのウェブ調査」でも、これまでの調査と同様に、当事者参加型形式をとり、研究者だけではなく、数多くのHIV陽性者も企画段階から参加しています。 そして、1年以上にわたり、HIV陽性者にとってどんな調査が必要なのか、いまは何を明らかにするべきなのかといった議論を経て、質問項目を決めました。
質問項目の内容はつぎのように幅広いものとなり、質問の数も多くなりましたが、いまのHIV陽性者にとって大切なものは何か、ほかのHIV陽性者の何を知りたいのか、社会に知ってほしいことは何か、を中心に成り立っています。
- あなたご自身のこと
- 健康状態
- 通院
- 恋愛・性の健康
- アディクション(依存症)
- 子どもをもつこと
- 周囲の人々や社会との関係
- 心の健康
- 就労
- 健康管理・日常生活
調査回答終了後、希望者には抽選で500名様にAmazonギフト券1,000円分を進呈しています。
調査は終了しました。
この調査について
HIV陽性者にとって直接役立つものになり、また暮らしやすい社会づくりに生かしていくことができます。
この調査研究の特徴はいくつもありますが、最大の点は、その成果を、HIV陽性者に直接役立ててもらったり、社会づくりに生かしていこうとする点です。つまり、実践に具体的に反映させようとしています。
調査結果として得られたHIV陽性者の現状は、まず当事者であるHIV陽性者にフィードバックされます。日本のHIV陽性者の現状(全体像)を知ることで、自分自身(個)の立ち位置を確認したり、ふりかえりのきっかけになり、自分らしい生き方を探すうえで役立てることができます。また、調査結果をもとに、HIV陽性者にとってどのような支援策が必要であるかが明確になり、行政や支援体制、エイズ対策への提言につなげるという次のステップにもつながります。
このように、この調査研究の成果が、HIV陽性者に直接的・間接的に役立つものとなると考えています。
調査研究の結果は、速報、全体の結果報告など、いくつかにわけてこのサイトで報告する予定です。一部はマスメディアを使って公表する予定ですが、その方法や内容については、HIV Futures Japanプロジェクト運営メンバーおよび協力してくれている当事者の間で十分な検討をし、調査参加者が不利益をこうむらないようにします。